このスパークリング・ワインがなかなかのタイトルを持っております。

結論から言いますと「ドンペリもクリスタルも負かしたった！」

イギリスで行われた「ワールド・スパークリング・チャレンジ2015」で、有名メゾンのプレステージ・シャンパンも多く含んだ世界中の44アイテムの頂点に選ばれました。

このステレンラストの価格の10倍は軽く超えるアイテムも多数含まれており、さらに言うなら、ざっと見た感じでは価格下位３分の１に含まれると思います。

大規模なコンテストではなく、イギリスののどかな村にあるミシュラン一つ星レストランで行われたイベント的なブラインド・テイスティング・コンテストだったようですが、多くのイギリス有名生産者が参加し、そこで見事１位に選ばれたのですから立派です。

ちなみに、トップ10は南アフリカとフランスが4アイテム、イギリスが2アイテム。コスパで言えば南アフリカ産スパークリングの圧勝でした。

カベルネ・フランを主体に、シャルドネとシュナン・ブランというスパークリング・ワインとしてはかなりの珍品種構成。

どこにもロゼとは書いていない上に、この緑ボトルに入ってたら普通は白なんですが、ロゼです。それも、とびっきりフルーティー＆フレンドリーな。

これ、シャンパンの味わいとは違う方向性での美味しさで勝ったのだと思います。

きれいなサーモンピンク。

香りは穏やかで柔らかな甘い果実香。

味わいも珍品種構成を反映してか、個性あり。リンゴ、いちご、桃やプラムなど、様々な果実味が豊か。果実のほんのりした甘みを穏やかな酸が包み、全体的に優しく柔らかな印象です。

我が家ではお寿司や鶏のロースト、サラダ、チーズやチップスなど、気軽なホームパーティーで開けたのですが、「色キレイ！」「飲みやす い！」と好評で、あっという間になくなってしまいました。

強めに冷やしても果実味がきちんと感じられるので、夏場の泡としても優秀！

「ドンペリに勝った！」のエピソードも楽しいコスパ高スパークリング。

ワイワイ賑やかな席で是非１本開けてみてください！

栽培／製造：

シュナンブランは樹齢32年のブッシュヴァイン(株仕立て)、シャルドネは樹齢10年、カベルネフランは樹齢16年。

シュナンブランはステンレスタンクで天然発酵後、澱が入ったまま7ヶ月熟成。シャルドネとカベルネフランは3年目と4年目のフレンチオークで天然発酵後、7ヶ月熟成しブレンド。

瓶内2次発酵後は、澱引き前に18カ月熟成。打栓後、更に3ヶ月してから出荷。

=====【輸入元資料より】

南アフリカ・ステレンボシュ地区の名門。

家族経営のワイナリーとしては、ブドウ畑だけで500haを所有し、ステレンボシュの中でも大きい方に入る。

畑は銘醸地ステレンボシュの中でも良質のブドウの取れるヘルダーバーグとボタラリーの両地区にある。

白は特にシュナンブラン、赤はピノタージュ、シラーズとボルドー系品種が得意。

☆ワイナリーの特徴：

　１　ブティック・ワイナリーでありながら生産量も多い。

　２　古いワイナリーなので、ブドウの樹齢も長い＝高品質ワインが出来る。

　３　低価格 高級品まで３種の様々なレンジを持っている。

４　2010年から全ての商品をフェアトレードに登録し、現在の南アフリカのフェアトレード・ワインとしては、最高品質。=====