海風吹く畑から 魚介にぴったりの白 ◎アッツェイ サーラガト ヴェルメンティーノ イゾラ・デイ・ヌラーギ(白) 750ml
商品説明
《地中海に浮かぶサルデーニャ島が育む個性的なワイン》
ファルネーゼでおなじみ、イタリアのファンティーニ・グループ。
南イタリアの州とトスカーナでワイン造りをしていますが、今回新たに個性派ワインが登場。
産地は地中海に浮かぶ美しい島、サルデーニャです。
まずはそのストーリーからお読みください。
《長年の思いが結実したプロジェクト》
ファンティーニ・グループの創設者の一人ヴァレンティーノ・ショッティは、社会人になりたての頃、車の販売会社の営業をしていた時にサルデーニャの担当となりました。
その時にこの土地の風土や文化、そしてワインに魅了されたと言います。
それ以来、長年にわたりサルデーニャでのプロジェクトに思いを馳せてきました。
サルデーニャはイタリアとはいっても離島であり、他の州との関係からは離れています。
文化的にもスペインの影響を色濃く受けているためか、サルデーニャの人々からするとイタリアの他の州は外国のようなもので、閉鎖的な考えを持っていることも多かったそうです。
そのため、最適な場所を探して人々と信頼関係を築くのには、非常に長い時間がかかりました。
ファンティーニ・グループは、南イタリアほぼ全州とトスカーナでワイン造りをしていますが、「パズルで例えるとまだ足りていないピースがサルデーニャでした」と語ります。
サルデーニャは自治州で、イタリアやスペインから遠く、独立した文化や言葉があります。
ワインについては土着品種があり、またも複数の品種をブレンドすることはめったになく、とてもユニークな特徴があり唯一無二だと感じたことも魅力のひとつです。
「アッツェイ」はサルデーニャ島の人々の典型的なファミリーネーム。
サルデーニャの名字は独特なものが多いことから、サルデーニャの特異性をプロジェクトとともに知らせるために名付けています。
また「アッツェイ」はサルデーニャの言葉で「トップ、上」という意味もあります。
ファンティーニ・グループは規模は大きいものの、各ワイナリーの仕事はブティックワイナリーのように細かく、品質へのこだわりを誇っています。
長い年月をかけて最良の畑を探し、この土地の葡萄を熟知している栽培農家と、重量(収穫量)単位ではなく畑面積単位で契約。これにより収量制限で品質を高めることが出来、また農家は安定収入を得ることが出来ます。
醸造はファンティーニ・グループのチーフ・ワインメーカーが統括責任者を務め、地元出身の経験豊かな醸造家2名がワイナリーに常駐。
《海風吹く畑から 魚介料理にぴったりの白》
土壌は石灰岩の上を砂が覆っています。
島の南にあり海が近く、海からの風が吹いてくるため高いミネラル感を持ったワインができます。
ヴェルメンティーノは果皮が少しでも破れると発酵し始めてしまうため、必ず手摘みで注意深く収穫しています。
サルデーニャは収穫時期も暑いため、ドライアイスを入れて低温に保ちながらセラーに運び、低温で短時間のスキンコンタクトを行い、果皮からの豊かなアロマを抽出。
温度コントロールしたステンレスタンクで発酵。
発酵終了後、バトナージュを行いながらステンレスタンクで40日間熟成。
中程度の黄色。
フルーティーな感じとフラワリーな感じが入り混じった愛らしい香り。
洋梨、ライチ、マスカットのような果実香に、小さな白い花を連想するような香りも。
軽すぎず程よい骨格あり、香りどおりのフレッシュで親しみやすい味わい。
アフターには少し紅茶っぽいニュアンスも。
何に合わせるかとなると、これはすぐに魚介料理が思い浮かびます。
それも手の込んだソースで食べるようなものではなく、シンプルな料理法のもの。
エビや貝や魚の塩焼き、ワイン蒸し、カルパッチョみたいな感じのもの。
レモンを絞って食べたくなるような料理。
海鮮BBQにキリッと冷やしたこのワイン、なんて最高ですね。
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2022 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | サルデーニャ島 |
生産者 | アッツェイ |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:ヴェルメンティーノ ■格付け:D.O.C. ■アルコール度数:13.5% |