高コスパで大人気の「イル・プーモ」のワイナリーが造る特別なワイン、チンクアンタ＝50。

ワイナリーの創立50周年を記念してリリースされ、その時には次をどうするかは未定でしたが、好評を受け再リリースを重ねています!

2ヴィンテージ目が「チンクアンタ＋1」、3ヴィンテージ目が「＋2」・・現在の5ヴィンテージ目が「＋4」。

リリース当初からコンペティションでの金賞多数、ルカ・マローニ98点、リアルワインガイド旨安大賞など様々な高評価が続いています。

この「＋4」も高評価続々で、ベルリン ワイン・トロフィー2020、ムンダス・ヴィニ 2020、シンガポール・アワード2020、ジャパン・アワード2020、チャイナ ワイン&スピリッツ・アワード2020、ザ・ワイン・ハンター・アワード2020で金賞。ルカ・マローニ97点獲得!

高評価同様、味わいも最初の「チンクアンタ」のイメージのまま、5ヴィンテージ目を迎えています。

南方のどっしりジューシー系がお好きな方なら買って頂いて損はさせません!

まだこの美味しさを体験されていない方、再体験されたい方、是非お買い上げ下さいね!

超ロング＆ベストセラーのイル・プーモでおなじみの生産者ですが、実は店主まーちゃんが取り扱いを瞬時決定したのはこのチンクアンタなのでした!

だってとっても美味しいうえに面白いワインなんだもん!

１９５０年代から残るアルベレッロ（ブッシュヴァイン＝株仕立て）で植えられた樹齢５０年以上の古木から生み出される超凝縮の貴重葡萄をさらにセレクトし、熟成に使用する樽の産地にもこだわり抜いて造ったという逸品なのです。

しっかりとしたボディ、香り高くフルーティーなキャラクターを両立すべく、複数VTのキュヴェをブレンドして造られたマルチヴィンテージ。

味と品質のみを追求したため、格付け上はヴィーニ・ディタリア、ヴィンテージもＮVとなります。（ファルネーゼのエディツィオーネと同じ考え方ですね）

チンクアンタに使用されるネグロアマーロとプリミティーヴォは樽熟成に適し、樽熟成によりそのポテンシャルが最大限に発揮される品種ととらえ、ネグロアマーロはコーカサス・オーク（スパイス香、フレッシュさの効果）で、プリミティーヴォはフレンチ・オーク（ヴァニラ、ココナッツ、クローブなどのニュアンスの効果）で、と樽を使い分けています。

■醗酵：ステンレス・タンク

■熟成：オーク樽（仏産225L）１２ヶ月

　　　　ステンレス・タンク　１２ヶ月

　　　　瓶熟６ヶ月以上

濃い色調の赤紫。

イチゴジャムやブルーベリージャムを思わせるような煮詰めたように濃縮して濃い果実香。

「甘い!」「濃い!」というのが第一印象。「エスプレッソに砂糖」系の赤です。

フルボディには間違いないのですが、甘みがあるので飲みやすい。

凝縮した、また素直なジューシーさが特徴的で、タンニンもちゃんとあるんですが尖りなし。

酸はやや低めですがダレなし。

程よいヴァニラフレイバーも心地良くて、個性と親しみやすさを両立した愛すべき１本。

余韻も長く、満足感が高いです。

変な表現なのは承知ですが「童顔のドヤ顔」なイメージとでも言いましょうか。

牛肉料理と合わせるのはもちろんのこと、ワインだけでワインバー的にも充分に楽しめます。

ゆったりと楽しむのに大推薦の個性派です!

=====【輸入元資料より】

東にアドリア海、南西にイオニア海の2つの地中海を臨む、イタリアのかかと部分にあたるサレント半島に位置するワイナリー。

1962年に創業した協同組合で、現在は1200以上の栽培農家を抱えています。

熟練の栽培家らの手によって造られる、太陽・大地の恵みをたっぷりと吸収したプーリアならではの土着品種で、高品質なワイン造りに取り組んでいます。

革新的な醸造技術によってブドウとテロワールの魅力を余すことなく表現した彼らのワインは、現在世界中で人気を高めています。

土壌は粘土質、石灰質に赤土土壌、その下には、 石灰質の石の層が連なります。

夏は暑いが、夜は気温が下がるため昼夜の気温差があります。降水量は少なく、海風の恩恵を受けます。

これらの条件が全て揃った時、タンニンが繊細、エレガントでありながら、ストラクチャー豊かなワイン、かつ熟成に耐えうる偉大なワインの生産が可能となります。

醸造家のマリオ・エルコリーノ氏はアヴェッリーノで醸造学を学んだ土着品種の専門家で、フリウリ、アブルッツォ、ピエモンテ、トスカーナ、ラツィオ、カラブリア、シチリアなどイタリア各地で経験を積みました。ギリシア、ルーマニア、フランスなどでも活躍し、90年代にプーリアへ移住。サン・マルツァーノでの経験は2002年から。

もう一人の醸造家ダヴィデ・ラグーザ氏はフィレンツェで農業学と醸造学を修めました。以前からサン・マルツァーノの収穫を分析し、NZなどの海外での経験を経て、2013年よりワイナリーに正式入社。=====

(文章：佐野 雅子)