郷土愛が生んだ傑作!地葡萄の完熟果汁フルボディ! ◎ポデーレ29 ジェルソ・ドーロ(赤) 750ml
商品説明
久しぶりに飲んで美味しさを再認識したのがこのジェルソ・ドーロ!
品種はネーロ・ディ・トロイア(=ウーヴァ・ディ・トロイア)。
北部プーリアに最も古くからある土着品種です。
非常にデリケートで栽培するのが難しい品種であるため、一時は生産を止めてしまう生産者も多かったそうです。
そんな中、ポデーレ29はネーロ・ディ・トロイアを造り続け、今ではこの品種のスペシャリストとして評価されています。
「デリケートで難しい葡萄品種で、他の人がやっていないワインを造りたい」との思いで造られる、郷土愛に満ちたワインなのです。
10月初旬の収穫時期になるとぶどうを選別して、房を枝から切ってワイヤーに吊るして6-10日間自然の中で乾燥させます。
(水分を飛ばすことで果実味により凝縮感を出すパッシートの手法)
ぶどうの温度が上がらないように収穫は早朝。酸化や発酵を防ぎます。
濃い色調のルビーレッド。
香りはブルーベリーリキュールや甘いシロップ香、ココア、ほんの少しシナモン、巨峰のような独特の甘い葡萄の香りなど賑やか。
味わいも香りのイメージどおりで、果実味ぶ厚い!
黒い実の完熟果汁感、リッチで、ベルベットのような暖かみがあります。
毛足が長くて柔らかくて暖かい布のようなイメージ・・。
タンニンは丸みを帯びていますがしっかりとあり、やや低めの柔らかな酸。
ややポッテリ感はありますが、濃い割にしなやかで南方テイストとしてのバランスは取れています。
いわゆる「イタリア南系品種、濃厚&ちょい甘」。
フレンチバリック新樽で8ヶ月熟成(+ステンレスタンク2ヶ月)。
この品種、今までも何種類か試飲したことがありますが、正直言ってこんな素晴らしいワインが作れる品種というイメージがなかったんです。珍しさが価値、みたいな・・。
でも、ポデーレ29からは「他の人のやっていないワインを造りたい」という意気込みが確かに感じられます。
このワインには是非、美味しいステーキを焼いてください。
ワインの味が甘濃いので、(お好みにもよりますが)霜降りより赤身肉のほうが合いそうです。
=====【輸入元資料より】
2007年に設立のまだ新しいワイナリーで、プーリア北部のフォッジャ県チェリニョーラのボルゴ・トレッサンティで、パオロ・マッラーノと息子のジュゼッペによって営まれています。
2011年から、大学卒業後からワイン造りに携わっていたパオロの弟のミケーレが参加、畑に常駐しています。
現在のオーナーはジュゼッペで、父パオロはマルゲリータ・ディ・サヴォイアの市長もしています。
祖父の代まではオリーヴの生産を、父の代は野菜を作っていました。
所有する畑は23haで、葡萄以外にオリーヴ、小麦粉やジャム作りのための果実を作っています。
Podere29の名前の由来は、第1次世界大戦後、退役軍人に土地の貸与が行われた際、ここが29区画目のPodere(農場)だったためです。
ラベルの木は桑で、Gelsoも桑の木という意味です。
現当主の祖父が、別の場所にあった今にも枯れそうな桑の木を現在カンティーナのある場所に移したら元気になったので、再出発という意味も込めカンティーナのシンボルとしました。
プーリアの土着品種にこだわり、古代品種のフィアーノ・ミヌートロ、ネーロ・ディ・トロイア(ウーヴァ・ディ・トロイア)を栽培しています。
「プーリアは大量生産で質の低いものが多い。自分達は、デリケートで難しい葡萄品種を使い、他の人のやっていないワインを造りたい。」と語ります。
ジュゼッペはまだ若い生産者ですが、畑も拡大、ワイナリーも建設中、ぶどうも樹齢がまして良い状態を迎えています。
かねてより無農薬農法(ビオディナミ)を採用しており、ICEAビオロジコ、ユーロリーフ認証を取得(2017年)。
肥料は撒かず、病気になっても、銅や硫黄は使用しません。
収穫の1ヶ月前に畑で選別を行い、収穫は全て手摘み。
発酵は自然酵母によるもの。=====
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
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タイプ | 赤 |
ヴィンテージ | 2021 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | プーリア州(イタリア南部) |
生産者 | アジエンダ・アグリコーラ・ポデーレ29 |
■味わい:フルボディ ■ぶどう品種:ネーロ・ディ・トロイア(=ウーヴァ・ディ・トロイア) ■格付け:I.G.T. ■アルコール度数:14% |