オーストラリアを代表するワイナリーのひとつ「ティレルズ」から、久しぶりの入荷!

ティレルズが、ニュージーランドの評論家ボブ・キャンベル(マスター・オブ・ワイン)の「The Real Review トップ・ワイナリーズ・オブ・オーストラリア2020」で堂々第2位に選出されました!

こちらのヴァット・ナインは、オーストラリアのシラーズを代表する逸品。

この2016年はジェームス・ハリデー97点と大変高い評価を得ているヴィンテージです。

樹齢50年以上のブドウから造られ年産僅か6000本。

↓このとおり、長きに渡ってティレルズのトップ・レンジとして高く評価されており、現地でも入手困難だそう。

2007VT ハンターヴァレー・ワインショー 2019 金賞 Best Museum Red Wine

2011VT ハンターヴァレー・ワインショー 2014 金賞

2011VT ワイン・アドヴォケイト 93+pt (2014/06 203号)

2013VT ハンターヴァレー・ワインショー 2014 金賞

2013VT ジェームス・ハリデー 2016 96pt

2013VT ワイン・エンスージアスト 90pt (Cellar Selection2016/10)

2014VT ジェームス・ハリデー 2017 97pt

2014VT ジェームス・サックリング 95pt (2017/01)

2016VT ジェームス・ハリデー 2019 97pt

所有するハンターヴァレーの畑のなかから、最も樹齢の高い、トップクラスの区画をセレクト。

石灰岩の上に、深い火山性の赤い粘土の土壌。

平均樹齢50～70年。灌漑を施さない。2月中旬に手摘みで収穫。

除梗後、破砕せずに開放式のステンレスタンクにて発酵。

その後2700Lのフレンチオーク(主に新樽と1年の樽使用)で約15ヶ月の熟成。

シラーズとしては薄めに感じる赤色。

ラズベリーのような赤い実の愛らしい香りに、カシスのような黒い実の甘い香りも。

また、時間の経過と共にかすかにインク香も入り混じる複雑な香り。

味わいも驚きのエレガンス。果実味たっぷりな陽性オージーシラーズとは明らかに違うもの。

ピノ・ノワールに近い・・とまで言うと大げさかも知れませんが・・。

「静謐な」と形容したい美しいシラーズ。

強過ぎない果実感から柔らかく始まります。

滑らかに溶け込んだ角のないタンニン、柔らかな酸のバランスが上品。

アタックからフィニッシュまで淀みなく流れるようなきれいな味わい。

上質なヒレステーキなどに合わせて、ゆっくり贅沢な一刻を楽しんで頂きたい逸品です。

=====【輸入元資料より】

オーストラリアを代表するワイナリーのひとつ「ティレルズ」は、ニューサウスウェールズ州のハンターヴァレーで1858年の創業以来5世代にわたって家族経営を続けている、大変歴史のあるワイナリーです。

現在は、ハンターヴァレーの中でも最上のワインを産するポコルビン・ヴィンヤードを中心に、ヴィクトリア州のヒースコートなどに約300haの畑を所有し、世界50カ国以上に輸出しています。

ジェームス・ハリデーの最高評価である5つ星を初年から毎年獲得しています。

ティレルズの本拠地のあるハンターヴァレーは、シドニーの北西160kmに位置し、80以上のワイナリーがあるオーストラリア屈指のワイン産地です。

タンニンと凝縮感を中心としているオーストラリアの他の産地に比べてハンターヴァレーのワインは酸がしっかりしており、フルーティーなスタイルになります。

ニューワールドの中でヨーロッパスタイルに一番近い産地で、ティレルズのワインも産地由来のエレガントな味わいです。

また、フィロキセラが辿り着いていないため、接木せず自根栽培を行っているのも特徴です。

他方、ティレルズは草創期からオーストラリアワイン産業の発展に貢献し、1970年代初めにオーストラリアで初めてシャルドネを商品化、そしてピノ・ノワールの先駆者としても知られています。

ティレルズ社のワインは世界中で高く評価され、オーストラリアの主要ワイン誌による「オーストラリアン・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」、ジェームス・ハリデーの「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、国内外のワイン品評会で毎年数々の栄誉に輝き、過去獲得したメダルやトロフィーの合計は5000回以上と世界トップクラスの受賞暦を誇っています。

フラッグシップは「ヴァットシリーズ」で知られるワインメーカーズセレクション(1961年に初リリース)。

ヴァット（VAT）とは発酵漕で、管理されている番号がそのまま商品名になっています。

最上の畑からとれる樹齢の高いブドウを使用、全て手摘みで収穫され伝統的な方法で醸造されます。=====

(文章：佐野 雅子)