《「樽熟成と果実味のバランスを追求」》

南米アルゼンチンの老舗名門ワイナリー「トラピチェ」。
試飲会で全アイテム試しまして、どのレンジもそれぞれとても良かったのです!
まずご紹介するのは秋冬に自信を持ってお薦め！「オーク・カスク」シリーズから。
コンセプトは「樽熟成と果実味のバランスを追求」。
なるほど、これ以上簡潔に味わいを説明出来ません。
樽の風味と果実味のバランスが本当に良くて、このお値段です(ここ大事!)
お家で気軽に開けられる、ふくよかリッチ・フルボディのありがたさよ!
秋冬の買い置きワインに仲間入りさせて頂きたいと思います。

《シニアソムリエまーちゃんのテイスティングコメント》

このシャルドネはオーク・カスク・シリーズの中でも「樽熟成と果実味のバランス」が最も分かりやすいのでは？
熟した洋梨やりんご、様々なトロピカル・フルーツ、優しいバニラの風味、クッキーのような香ばしさ。
それらが香りにも味わいにも溶け込み、凝縮した果実味とバランスの良い柔らかな酸とが溶け込んでいます。
樽のふくよかさも強すぎず、丁度良く上品。
優しさも華やかさもある、まさにバランスの良いワイン!
グラタンやクリームシチューなどのクリーミーなお料理に。
また、ポークやチキンステーキ、白身魚のムニエルなどにもお薦めです。

土壌：沖積土壌。標高750-1100m。
発酵：ステンレスタンク（MLFあり)
熟成：フレンチオーク樽、アメリカンオーク樽で6ヶ月。

《アルゼンチンワインの素晴らしさを世界に示す名門ワイナリー》

トラピチェは1883年アルゼンチンのメンドーサに設立されました。
世界で最も賞賛されるアルゼンチンのブランドになることを目指し、絶え間ない核心への追及により世界中から高い評価を得てきました。現在では80カ国以上へ輸出されており、世界中で親しまれています。

1000ha以上の自社畑を所有し、アルゼンチンで最大規模を誇ります。
フランスの葡萄樹の導入、フレンチオークの輸入、ステンレスタンクの使用など、ヨーロッパの進んだ技術を積極的に取り入れるなど、革新的技術のパイオニア的存在です。現在はチーフワインメーカーであるセルヒオ・カセを中心としてトラピチェのワインの素晴らしさを世界に示すとともに、アルゼンチンを代表する名門ワイナリーとしての確固たる地位を築いています。

・英国の飲料専用誌「ドリンクス・インターナショナル」で「世界で最も称賛されるワインブランド」31位(2014年）、37位(2015年)。(TOP50入りはアルゼンチンではトラピチェのみ)
・インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションで、「アルゼンチンワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーを4回獲得(2004、2006、2011、2012）。(アルゼンチン史上初)
・ワインエンスージアスト誌のワイン・スター・アワードで「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」ニューワールド部門2019年を受賞。

(文章：佐野 雅子)