チリのワイン産地を塗り替えた2人のイタリア人
エルキ ヴァレーのパイオニア
チリ エルキ ヴァレーの先駆者
1995年に観光でチリのエルキ ヴァレーに訪れたジョルジオは、ブランデー用の葡萄品種(ピスコ)を食べその品質の高さに驚きます。 |
|
当時、チリワインの産地の中心は、サンディアゴから南に集中しており、ジョルジョとアルドがワイン造りを始めるまで、エルキ ヴァレーのような北部でワイン造りをしている生産者はいませんでした。
2人はワイン造りを始めた当初、他のチリの生産者たちから、「あの二人のイタリア人は愚かだ」と非難されましたが、信念を貫き通しました。 ワイナリーの名前「ファレルニア」は、約2000年前の古代ローマ時代に造られていたワイン、「ファレルノ( Falerno)」から来ています。イタリア出身の二人は、祖国に関係した名前を付けました。 |
標高が高くなるにつて気温が上がる特殊な地形
しかし、フンボルト海流の影響で海の水は夏でも泳げないほどに冷たく、冷たい海風が涼しいテロワールをもたらします。 |
徹底した調査から得た、最適なテロワールへの理解
ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、カルムネール、シラー、ピノ・ノワール、マルベックと様々な品種のワインが世界の品評会で賞を獲得しています。 彼らの成功の秘密は、土壌をくまなく調査し、それぞれの土壌に適した葡萄を植えた事にあります。 |
|
過去にここでワイン造りをした人は誰もいないので、全て自分たちで調査しなければなりませんでした。 加えて、ビーニャ・ファレルニアでは、160個のタンクと1,000個の樽を所有しており、ワイナリー設立当初からすべての区画ごとにタンクを分けて醸造していま す。
土壌調査と、区画ごとに醸造することを15年間続けることによって、エルキ・ヴァレーのことを深く知ることができました。 |