愛山(あいやま)というのは、灘の某大手の蔵元が独占し囲っていた幻の酒米です。
平成15年、この未知なるこの米の可能性を考えたとき、複数の蔵元が協力しあって良い形で発展させようとの考えから11の蔵元からなる「酒道の会」が誕生。
この会に、南部美人は初年度から参加。貴重な愛山を入手し、実験的に醸造を開始します。
愛山の特長は「雄町以上によく溶ける米」との事です。
溶けすぎると味が出過ぎてしまい、悪く言うと「くどい味の酒」になりかねません。
南部美人の愛山は、米の特長を出した上で、南部美人風の酒になる事を目標に1年目の醸造結果から修正を加え、本年度「南部美人 純米吟醸 愛山」の新酒が誕生しました。
| 香り |
ふわっとした丸みのある吟醸香。派手ではないが割と多め。甘い香り。
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| 味わい |
前半は透明感があり綺麗なタイプというのが第一印象。よく冷やして飲むと「清冽」な感じがする。しかし常温くらいに戻ると舌の奥から押してくるように旨みが現れ別のイメージの酒になる。
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| 後味 |
後半になってじわりと味が現れるタイプ。余韻は長い。
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総体的には香り華やかで、綺麗なタイプのミディアムボディーの純米吟醸酒。
五百万石のようなシャキッとしたタイプではなく、少し「なよっ」とした柔らかさがあり「愛山」の特長が判ったような感じにさせてくれるお酒だと思います。
注目はラベルのデザインにもあります。
地元に住むデザイナーがこのお酒を飲み、味の直感から描いた奇抜なデザインのラベルですが、第36回岩手広告賞にて奨励賞を受賞しました。
「愛山」とい名前は、以前から何度か耳にしましたが、なかなか口にする機会は少なかったと思います。
これを機会に、お試しされてはいかがでしょうか?