福井県が世界に誇る銘酒「梵」。
昭和天皇即位の御大典の儀に採用をされたのをはじめ、国内外の要人を招いた式典などにも数多く採用されている銘酒中の銘酒です。
その梵のエントリークラスの酒「梵 特醸 純米酒」が2008年5月にリニューアルしました。
今回、注目して頂きたいバージョンアップが2点ございます。
1.純米吟醸酒に迫る精米歩合。
五百万石100%使用から、契約栽培の兵庫産山田錦を加えました。
同時に米も磨きました。麹米は純米吟醸と同等のスペックに匹敵する55%まで精米。掛米も58%迄精米しています。
2.環境に配慮したエコ仕様のキャップを採用。

今回、冠頭のアルミ部分と、栓のプラスチック素材の部分が完全分離ができる「エコ仕様」のキャップを採用。
金属部分とプラスチック部分が完全分離するので、ゴミの分別廃棄が完璧に行えます。
そして消費者の方が普段用の純米酒として、許せる価格帯が2500円くらい迄だろうと考え、税抜き2380円(税込み2499円)としました。
では味はどうでしょうか。
同社の「ときしらず」「吉平」と同じKZ10号酵母を仕様。
酒質の基本ラインは「日本酒の王道を歩む、ベーシックな味わい。」
香りが高い酒ではなく、若者や女性といった新しい消費者を取り込もうと狙った酒とは対照的な存在です。
またこの酒の一番の持ち味はキリリと存在感のある酸。
よく冷やして飲んだときには酸の爽快感が冴え渡り、温めて飲んだときには味の旨味と深さが増します。
素晴らしい切れとともに、さわやかさの中に存在感のある深い味が絶妙です。
旨味のある辛口純米酒。日本酒の真ん中を行っている味。日本酒を飲み慣れた人が好みそうな骨格のしっかりした辛口酒ですが、氷を入れたロックや、ライムなどの柑橘系果物を入れてカクテルとされても大変美味しくお飲み頂けるなど、老若男女を問わずオールマイティーに楽しんで頂ける梵の定番酒です。
もうバージョンアップというより、新商品ですね・・・。
早耳の日本酒ファンの皆様。
真っ先に手に入れ、ブログなどで自慢してみてはいかがでしょうか。
自動車の話になりますが、かつて33年間連続して車名別国内販売台数第1位を維持したトヨタのカローラという車があります。
庶民でも買えるエントリーモデルとして排気量1077ccでデビューした車ですが時代のニーズにあわせて車も成長し、今では排気量が1800ccまでアップし車両価格は200万を超える物も販売されています。
消費者の経済成長に合わせて車も成長した結果、エントリークラスの車からステップアップしました。
これは車に限らず伝統産業も同じ事だと考えます。
先人達に愛されてきた日本酒を、次の時代の消費者ニーズにあわせたものへ変化させていき、時代を超えて愛されるお酒を造り続ける事が伝統を維持する事ではないでしょうか。
今年、梵は同様の価格帯に、数種類の新商品を発表するとのこと。
蔵元から電話で伺った話では「十四代の本丸」以上の商品を期待させる内容でした。
皆様、今年の梵には注目です!