こちらは限定のおりがらみです。
醪(もろみ)を搾ることを上槽(じょうそう)と言います。
搾られたお酒はタンクに移されます。
上槽が終わった後、1週間程経つと、タンクの底にオリが沈殿します。
上澄みは通常商品として瓶詰めされます。
底に残ったオリを絡ませた限定商品が「おりがらみ」です。
通常の生原酒に比べ、オリ由来の味の膨らみをよりお楽しみ頂けます。

《見た目で爆売れ！大ヒット商品！アナタハナカミヲシンジマスカ？》
ラベル・企画・商品名、あの手この手で次々に面白い商品をリリースされる「喜久盛酒造(きくざかりしゅぞう)」
日本酒のイベントに出展されると行列が絶えない「喜久盛」
今回はそんな「喜久盛」の中でも特に？な商品を仕入れました。

《その名は「死後さばきにあう」》
意味が分かりませんよね？
これは通称「キリスト看板」と呼ばれる物で、聖書の一節を看板にした物です。
東北地方ではよく見掛けるのだとか。
「喜久盛酒造」の蔵元、藤村さんは子供の頃からよく目にしていたキリスト看板をラベルにした酒を造って売ったらウケるだろうな！
そういう企みを心に秘めていたそうです。

藤村少年の心には何か響く物があったのでしょうか。
ちなみに看板は全国で展開されているそうですが、蔵元は東北にしか無いと思っていたそうです。

蔵の当主となり。その企みを実現させた商品が「死後さばきにあう」です。
(ちなみに蔵元は信者でも何でもありません。)

《日本酒「死後さばきにあう」についてのご説明》
この酒は岩手県北上市に位置する「喜久盛酒造」が製造する純米酒の生の原酒。
加熱処理が施されていない生原酒ですので、飲んだ時にフレッシュ感が広がります。
香りは穏やかで、米の旨味が広がり、酸が味の膨らみにも切れにも作用していて、旨味がしっかりあるのにサラッと飲める味わいに仕上がっています。

《「死後さばきにあう」の楽しみ方》
おすすめの飲み方は冷酒です。
ただし、冷やし過ぎにはご注意下さい。
冷やし過ぎると、米由来の甘味や旨味を感じにくく、苦味や渋味が際立って飲みにくくなるからです。
冷蔵保存されている場合はゆっくり飲み進めるか、少し置いてから飲むと本来の美味しさを楽しめます。

お好みで燗酒にして頂いたり、ロックやソーダ割りにして頂いても美味しく飲むことが出来ます。
より円やかな味わいになります。
興味のある方はお試し下さい。

《保存・発送について　常温発送可能です》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です
冷蔵庫で保存されることをおすすめいたします。

「喜久盛酒造」の酒は酒質がしっかりしているので、常温便での発送が可能です。
実際、当商品も蔵元から弊社まで常温便で届けられました。
弊社に到着後は冷蔵保存を行っております。

ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送が必要な商品ではありません。
クール料金の大幅な高騰によりお客様のご負担を少なくするため、弊社ではクール必須商品以外のクール便発送はお客様の任意にしております。
クールをご希望の方は必ずクールチケット(500円)をお買い求め下さい。

《お好みで常温熟成も可能》
「喜久盛酒造」の酒のもう1つの楽しみ方。
それは常温熟成。
酒質がしっかりしているので、常温で放置しても劣化することはありません。
早く味を乗せたい、もっとドッシリとした味わいを楽しみたい。
そんな方は常温放置をお試し下さい。
ちなみに、開栓後でも全く問題ございません。
経過を見ながらお好みの味に育てて頂くのも楽しみ方の1つです。

(文章：金巻 忍)